SONYは8月7日深夜に同社のノイズキャンセリングヘッドホンであるWH-1000シリーズの最新機種、WH-1000XM4を発表しました。
こちらでは従来のXM3からWH-1000XM4にかけて進化した点を中心にまとめていきます。
WH-1000X4の主な機能、進化点まとめ
- 進化したアルゴリズムでノイキャン機能強化
- AI技術を取り入れたDSEE Extreme によりマスター音源に近い音質へ ハイレゾにも対応
- 30時間のバッテリー駆動時間。10分で5時間使用可能になる高速充電
- マルチポイントコネクションに対応
- 着脱判定機能による音楽自動再生停止機能
- 「Speak to chat」による自動一時停止、消音機能
- 「クイックアテンション」機能で素早く外の音量を下げ、外音を取り込みます
- マイクの強化で自身の声をよりクリアに聞き取ります
- アダプティブサウンドコントロールで状態、現在位置による設定変化
- イヤーパッドの装着感向上、装着範囲が広く
- 複数のボイスアシスタントをサポート
- コントロールパットによる操作
- 360 Reality Audioに対応
目次
WH-1000XM4の発売日
イギリスのアマゾンではすでに予約を受け付けていて、8月10に発送予定となっています。日本での発売9月4日の予定。現在Amazonなどで予約を受け付けています。
進化したノイズキャンセリングアルゴリズム
ノイズキャンセリングアルゴリズムが進化しました。
音楽信号と騒音信号に加えて、ドライバーユニットと耳の間の音響特性を毎秒700回以上センシング。得られた情報を様々な音響環境に対応して、リアルタイムにノイズキャンセリング処理を適応。これによりWH-1000XM4は従来機を超えるノイズキャンセリング性能を実現したと説明されています。
WH-1000XM4とXM3のノイキャン比較
すでに複数のYouTuberが比較動画を投稿しています。
「Aron is Louis and Wireless」さんによると、WH-1000XM4はさらに人の声をカットしていると感じたそうです。
AIでさらに進化したDSEE Extreme
従来のモデル(XM3)では、DSEE HXと呼ばれるMP3などの圧縮された音源でもハイレゾ級にアップスケーリングする機能が搭載されていました。発表されたWH-1000XM4ではさらに進化したDSEE Extreamが搭載されています。
エンジニアの方によるとDSEE ExtreamはAIのディープ・ニューラル・ネットワークを活用。大量のハイレゾ音源による「学習」と熟練エンジニアの聴感的な「評価」を重ねた結果、ジュライのDSEE HXよりさらに高域の補完清野を高めることに成功したそうです。これによりハイレゾ音源の持つダイナミックな音の変化や広がりを再現可能になりました。
これでよりマスター音源に近い高音質が楽しめるそうです!
WH-1000XM4とXM3の音質比較
すでに比較動画を投稿しているYouTuberさんによりますと、聴けば聴くほど音質に違いを感じたとのこと。
一例として、WH-1000XM4はボーカルがさらにクリアに聞こえるようになったとのこと。従来のベースの良さは健在。調節も可能なので、ベースが苦手な方でも楽しめます。
音楽だけではなく外部とのコミュニケーションを強化
1000Xシリーズでは音質再生のみならず外部とのコミュニケーションも大切にされてきました。発表された新機種のWH-1000XM4では「Speak to chat」機能が追加されています。
「Speak to chat」機能とは一時停止の操作をヘッドホンを外すことなく、ヘッドホンを装着したまま相手と会話をする事ができる機能。
開発者の方によると… こちらもAI技術を使用。ヘッドホンが装着している本人の声を認識して自動的に再生中の音楽を一時停止、または消音。そして相手の音声をマイクで取り込み、聞きやすくする事で実現しているそうです。
従来の機種でも、手でイヤーパッドを覆うことにより周囲の音が聞こえる「クイックアテンション」がありました。しかし、手を使わずに話がしたいという声から開発に至ったそうです。
「クイックアテンション」は外の音を聞きたい時。ちょっとした会話をしたいときは「Speak to chat」を、ケースに応じて使っていただきたいと語っています。
装着性が向上、長時間着けていたい設計に
WH-1000XM4ではさらに快適に装着できるように、耳への圧迫感、重量の軽減、装着の感触の向上にこだわり設計されているそうです。
従来機よりも軽くなりました!アマゾンの製品ページによりますと、従来のXM3は259g、発表されたWH-1000XM4は254g。機能拡張により重くならないように新たに軽量樹脂を採用し、軽量化に成功したそうです。
イヤーパッドが側頭部が均等に当たるように見直され、従来より開く接触することによりさらに単位面積当たりの圧力が軽減。これにより装着性が向上したと説明されています。これに加え、イヤーパッドの樹脂の縫い目をさらに奥に移動させることにより、装着時の痛み、耳当たりが改善されてました。
さいごに
8月7日の9時に日本でも発表されました。発売日は9月4日。現在Amazonなどで予約受付中です。
YouTubeのSony公式チャンネルにアップロードされた動画には開発者さんたちのインタビューなどがあるのでぜひ。
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[…] WH-1000XM4が正式発表されました。詳しくはこちらでまとめています。 […]