みなさんこんにちは。待ちに待ったソニーのノイズキャンセリングヘッドホンシリーズの最新機、「WH-1000XM4」が発表されました。様々な改善点や新機能が紹介された中、発売開始を心待ちにしている方も多いと思います。
日本での発売日は9月4日となっております。しかしイギリスのAmazonではすでに購入可能なためWH-1000XM4を自腹で購入し数日間使用してきております。
今回は数日間ずっと付けていて気づいたWH-1000XM4の残念な点と良い点をWH-1000XM3と比べながら正直にまとめたいと思います。
改善点をまとめると
- イヤーパッドが大きくなり圧迫感が大幅に減った
- イヤーパッドが大きくなり耳の蒸れが軽減された
- イヤーパッドが大きくなり耳が押しつぶされなくなった
- イヤーパッドが大きく、クッションが厚くなり、メガネをつけても痛くない
- 3.5mmイヤホンジャックが改善され簡単に抜けなくなった
- マルチポイント子ネックションで2デバイス同時接続が可能に
- 装着判定で自動で音楽が停止/再生する
- 音声ガイダンス中に音楽が止まらない
目次
WH-1000XM4の改善点
まずはWH-1000XM4の、WH-1000XM3と比べてよくなった点をまとめていきます。
イヤーパッドが大きくなり圧迫感が大幅に減った
まず付けて最初に思った点です。「頭の挟まり、圧迫感が弱まっている!」
WH−1000XM4イヤーパッドが再デザインされており、動画でもイヤーパッドが10%大きくなったと紹介されています。この10%はWH-1000XM3と比較すると目ではわかりにくいですが付けてみると簡単に感じ取る事ができます。下の画像にある通り、圧迫が均一にかかるように開発されていることから、かなり長い間つける事ができます。
イヤーパッドが大きくなり耳の蒸れが軽減された
私は現在イギリスに住んでおり、冷房のない中連日30°を大きく超える日もある中生活しております。その中で気になるのがWH-1000XM4を付けた時の耳の蒸れです。
数日付けての感想がこちら。「WH-1000XM4の耳の蒸れはWH-1000XM3比べて、蒸れにくい。だけどやっぱり長時間つけていると少し蒸れる」です。
イヤーパッドが10%大きくなっている分、イヤーパッド内のスペースが広くなり空間ができます。これによりWH-1000XM3のようにずっとパッドのメッシュの部分が耳に触れている状況ではなくなり蒸れにくくなりました。
それでも正直に言うとまだ夏場は蒸れます。冬場はちょうど良いくらいになるのではないでしょうか。
イヤーパッドが大きくなり耳が押しつぶされなくなった
机に並べてみると分かる通り、WH-1000XM4はイヤーパッドのクッションが厚くなっています。これによりイヤーパッドの空間が広くなりました。
これによりWH-1000XM3に比べて耳が潰されている感覚が減りました。個人差はあるかもしれませんがWH-1000XM3で耳が押されていて痛みを感じていた方はこれでかなり解消されます。
イヤーパッドが大きく、クッションが厚くなりメガネをつけても痛くない
こちらはメガネをつけている方限定の利点かもしれません。ですが…
いやパッドが大きくなったのと、クッションが厚くなった事。これに加えて耳の裏側の圧力が減ったおかげでメガネをつけている際の押し付けによる痛みが大幅に軽減されました。
これでWH-1000XM3と比較してさらに長時間着用する事が可能になりました!
3.5mmイヤホンジャックが改善され簡単に抜けなくなった
WH-1000XM3を有線で使っていた方。外付けマイクを接続されていた方に朗報です。3.5mmジャックが改善され、WH-1000XM3では簡単に抜けてしまっていたピンが、WH-1000XM4ではしっかり「カチッ」と差し込む事ができるようになりました。
マルチポイントコネクションで2つのデバイスと同時接続が可能に
2つのデバイスと同時に接続可能にするマルチポイントコネクションはつい最近の物ではありませんが、WH-1000XM4にしてやっと搭載されました。
マルチポイントコネクションの利点は二つのデバイスに同時接続している状態で、一つ目のデバイスで流れている音楽を切ってすぐに2つ目のデバイスで音楽を流すと、数秒のうちにソースが変わる事。
WH-1000XM4使用してみたところしっかりと音楽のソースがそれほど時間差なく変わりました。良い感じ。(この機能を使っている間はLDACコーデックを使うことはできません。)
装着判定で自動で音楽が停止/再生する
WH-1000XM4には新しく着脱を感知するセンサーが搭載されました。これによってヘッドホンを外した時に自動で音楽や動画を停止してくれます。反応も精度もかなり高いです。とても良い感じ。そして再度装着すると音楽がスタートします。
この機能によって電源がオンのまま数日放置され、次回使う時に充電がなくなっている事がなくなりました。
音声ガイダンス中に音楽が止まらなくなる
紹介されていない改善点なのですが、WH-1000XM3では音声ガイダンスがなるたびに音楽や電話相手の声が聞こえなくなっていました。ですがWH-1000XM4ではノイズキャンセル機能の切り替えや機器接続時に、音楽が薄ら裏で聞こえます。
なので電話中にノイキャンモードを切り替える時など、相手の声が聞こえなくなる心配はありません。
ファームウェアアップデートにかかる時間が大幅短縮
WH-1000XM4を開封し、Sony Headphone Connectに接続するとすぐに最新のファームウェア がダウンロード開始されました。ダウンロード自体は個人のネット環境に依存してしまうところなのでなんとも言えません。
ですがすぐに違いが分かるのがアップデートの速さです。グングン進んでいき、大体2分もかからないくらいで終わりました。WH-1000XM3のアップデートの場合はかなり長い時間使えません。それに比べるとかなりの進化ですね。
WH-1000XM4の残念な点
ここからは使ってみて分かったWH-1000XM4の残念な点を正直にまとめていきます。
Speak to Chat機能が意図しない時にも反応してしまう
WH-1000XM4の目玉機能のSpeak to Chat(スピーク トゥ チャット)機能ですが、これが残念なんです。
詳しくはこちらに書かせていただきました…
接続から音楽が流れるまで間がある
マルチポイントコネクションをオンでもオフにしていても起こる現象なのですが、ヘッドホンが「Bluetooth接続しました」から実際にヘッドホンから音楽が流れるまで7秒ほど間があるのです。
私の環境のiPhone 11 Pro, iPhone7でこの現象が起きてしまいます。Macの場合はこの差は2から3秒ほどに縮みます。
これは私の環境だけの問題なのかは定かではありません。もう少し使ってみてWindows機などではどうなるのかも試してみたいと思います。
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