初インターン、初面接、しかも全て英語での面接!?と、このトピックは不安要素たっぷりですよね…
私自身も先日初のインターン選考に臨みました。
舞台はイギリス。もちろん面接は全て英語でした。今回は選考プロセスでの面接で実際に聞かれた質問を紹介します!
ちなみに応募先はIT企業、応募した職種もIT系です。
目次
インターン先の見つけかた
まずは自分で応募したい企業、職種を探さなけらばなりません。
考える必要があるのは基本的にこの四つです
- 働きたい期間
- 働きたい職種
- 働きたい企業
- 働きたい国、エリア
私自身はGoogleで「働きたい職種 + intern」で検索してマッチした幾つの募集の中から1年間(これは決めてた)の募集をまず選びました。
そこから自分が行ける範囲の企業をさらに絞り込み、自分が募集要項を満たしていないものはリストから外しました。
ここまでして残った企業には、正直全てに応募してもいいと思います。ここからの絞り込みは給料や勤務形態などなので、一人一人違ってきます。ここだ!と思ったらすぐに応募しましょう!
いつぐらいから募集してるのか
これ企業の規模や国によって違ってきます。イギリスの場合1年間のインターンは7月から9月の間のスタートが多いです。
選考プロセスが長い企業だと前年の10月や11月から短い間で募集をかける企業が多いです。
大企業のインターンに参加したい場合、この時期からこまめにGoogleで検索をかけてください。もし決まった企業を狙っているのであれば、そこの採用情報から募集が始まってないかを細かくチェックしましょう。
そして募集が始まっていれば即応募!自分は見つけてから応募するまでの時間がかかり過ぎて、気づいたら募集ストップされていました。
エントリー・応募方法
多くの場合、CVという履歴書のような物を応募ページからアップロードする必要があります。
これだけではもちろん終わりません。企業によっては、事前に質問がいくつかあり、それに答えてから初めて「応募」ボタンを押せるようになります。
実際にイギリスのBBCでのインターン応募の際、CVのアップロードといくつかの質問に答えて初めて応募できるスタイルでした。
これに加えて「Cover Letter」というなぜ自分がこのポジションに相応しいのかをアピールする手紙のようなものをアップロードしなければならない場合もあります。Optional と書いてあることがありますが、絶対にアップロードしましょう。
選考プロセスと実際の質問
それでは本題に入りましょう。質問の紹介と同時に、どのような選考プロセスだったのかを紹介します。
書類選考
CVをアップロード、カバーレターや事前の質問への回答を終えて応募できる場合は、応募後待つだけです… 突破できれば次のステップへの案内がきます。。。
考えてみると、応募の段階が一番時間がある時でもあり、企業側が履歴書と共に質問への回答を求めるのも合理的ですね。このようなスタイルの場合、応募時に数々の質問を聞かれます。そして私の場合は「250字から300時以内でかけ」という縛り付きでした。もちろん質問などは書類選考後にやらなければならない可能性があります。(Facebookの場合はそうでした…)
実際に出された質問(日本語意訳)
- なぜ自分の選考分野 でのキャリアを目指そうと考えたのか
- 我々は日々様々な問題を解決しています。そのため日々生まれてくる問題に恐れる事なく立ち向かっていける人材を探しています。 ここ最近であなたが直面した問題(problem)をどのように解決し、どのような結果になったのかを説明しなさい
- 我々はチャレンジ精神旺盛な人材を探しています。あなたが最近もっともコンフォートゾーンを抜け出した経験を教えてください。
- 我々が提供するサービスの中から一つ選び、そのサービスの良いところを説明しなさい。それに加え、改善点も提案しなさい(BBC)
- あなたの大学で選考しているコースについて説明してください。どのようなモジュールがありどのような事を学んだのかも教えてください。
- あなたが学校外で参加しているアクティビティ(選考に関係しているもの)について教えてください。
- あなたが扱った事のあるOS・ホストを教えてください(テクニカルな質問)(Facebook)
- ###の分野で使われるソフトウェアのなかで、何を使ったことがありますが?バージョンなど、具体的に教えてください。(テクニカルな質問)(Facebook)
適性検査
書類選考の内のような気がしますがしばらくして適性検査(psychometrics test)への招待がきたりします。私が体験したpsychometrics testはゲーム感覚で個人の性格が測れるという恐ろしいもの…
アプリをダウンロードしてリンクを踏むだけ、とてもノンビリな音楽とともにゲームは進んでいきます。この結果で落とされると思うと怖い。。。ちなみにゲームの結果から診断される個人の性格はPDFフォーマットで帰ってきます。
ビデオ面接
書類選考を突破したとも捉えても良いと思います。そして対人面接の前のステップだったのがビデオ面接です。WEB面接とも言われますよね。
こちらも上の適性検査同様に、リンクが送られてきます。内容はDigital Video Interviewへの招待というもの。メールには「The video interview will include competency based and technical questions related to the role」と。
ビデオ面接の概要は以下の通りでした。
- 質問は合計7問
- 各質問30秒間考える時間が与えられる
- 30秒後自動的に3分間回答時間が与えられる
- 回答のチャンスは一回きり、やり戻しはできない
- 回答中の自分は全て録画される
- ビデオ面接に入る前に練習可能(ここで出される質問は本番では出てこない)
普段自撮りをしない私にとっては自分を録画して知らない人に送るというかなりレベルの高いチャレンジでした。
コンピテンシー面接とは
どんな質問をされるのかとメールを見てみるとこんなことが書いてありました。
The video interview will include competency based and technical questions related to the role.
ここに書いてある “Competency based questions” とは過去の経験を元に質問に答えていくタイプの問題です。これまで社会の敬遠がない学生や、バイトしかした事しかない学生にとっては過去の活動から答えを導き出せるというものです。
回答に使うテクニックは「STAR」というものらしくこれはSituation(状況)、 Task(問題)、Action(行動)そしてResult(結果)の略です。
実際に聞かれたコンピテンシー面接問題
- なぜ(応募先の会社名)なのか
- 我々のビジネスモデルを説明しなさい
- あなたは現在プロジェクトに参加しています。しかし現在行なっている作業で、プロジェクトリーダーに確認/質問をして答えを得られなければ先に進められない状況になりました。あなたならどうのようにこの状況を乗り越えますか?
- あなたは現在プロジェクトに参加しています。しかし締め切り間際にこれまでやって来たことに問題が見つかり、全て初めからスタートしなければありません。もちろん締め切り日はそのままです。あなたならどう対処しますか?
- あなたはレストランで働いています。ある日お客様から自分がやっていないことに関してひどく怒っています。あなたならどう対処しますか?
- あなたは今大企業で働いています。ある日同僚が社内機密を他社に売るつもりである事を知ります。同僚が持ち出そうとしている社内機密は漏洩した場合、会社の将来を著しく左右する内容です。あなたならどうしますか?
- Anything that you want to tell us?(本文抜粋) 何か最後に言いたい事はありますか?
質問表示されてから自分の考える時間は30秒のみ。その間で「STAR」テクニックを使った回答を考えなければなりません。
対人面接
ビデオ面接が終わりその翌週、実際に本社で面接に招待されました。実際に内定をもらった場合自分の上司となる方々との面接でした。
日本での面接はかなりマナーも重視されてとても硬いイメージを持っていたのですが、実際に行ってみると真逆の印象でした。
とてもフランク感じで「Hi!」と握手。「さぁ、入ってよ!」ととてもフレンドリーな印象を受けました。
プレゼン
面接の中に、「会社側からの複数の質問に対しての自分なりの捉え方と提案をプレゼンしなさい」というものがありました。プレゼンを用意して面接の日にプレゼンをするというのは珍しくはない事だと思います。
事前に質問を提示されている場合もありますし、とても抽象的な指示だけでプレゼンを用意しなければならない時もあります。
ちなみにBBCからもらったメールはこちら
Please prepare the short presentation before your interview day:
- Interview and Presentation: The presentation should tell us about something you are passionate about, something that says something about you. We’ll be looking at how you put a presentation together and how you convey your message. It should be 5 to 10 minutes long.
そして事前に題材が指定されているのもありました
So there will be one mandatory presentation question which is
1.What is the business value of User Experience Design and how should it be used in a successful IT organisation?
And then they can pick from the following two options in addition:
2.What are they key factors needed to provide a first class IT Service to a progressive organisation
3.What is Dev Ops and why is it important to a successful IT delivery function?So they’ll need to answer the UX question (1) as mandatory and then can choose from the two additional questions (2/3), so 2 presentations in total.
面接での質問
挨拶から面接のスタートはとてもスムーズでした。
まるでカフェでの会話のようにガンガン質問が飛んできます。
実際に面接での質問
- なぜ(会社名)なのか?なぜ他のインターンシップじゃないのか?
- Tell me about your self. あなたについて教えてください
- What is your weakness. あなたの短所は?
- とても素晴らしいアイデアを持っているとする。でもとても現実的ではない。あなたならどのようにしてその事を同僚に伝える?
- あなたならコストと予算のバランスをとる?
- 「簡単に使えるシステム」の「簡単さ」はどの様にして測る?
- Where do you see your self in 5 years time? 5年後あなたは何をしていると思う?
- Anything that you want to ask us? 何か我々に対して質問ある?
かなり王道な質問から、職種に特化している質問など様々でした。最後は学生側からの逆質問をするチャンスまで与えてくれました。
ここでも回答時にコンピテンシー面接で使ったSTARを使いました。一つ一つに必ず一つは過去の経験を踏まえて回答しました。
まとめ
以上、「海外インターンの面接で実際に聞かれた質問、選考プロセスなど」でした。
選考プロセスは冒頭でも言いましたが、企業によって違うと思います。大体の場合は企業側からインタビュープロセスの説明がきます。
プロセスは違えど、やはり面接などは避けては通れない道なのです。必ずと言ってもいいほど出てくる質問などはあらかじめ準備しておくと、かなりリラックスして臨めると思います、
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